義母のダイヤモンドリングと私の選択 〜宝石が教えてくれたお金の本質〜

こんにちは、お金屋です。今日は少し特別な話をしたいと思います。先日、義母から一つのダイヤモンドリングを譲り受けることになりました。この出来事がきっかけで、「価値」や「お金」について深く考えさせられたので、その経験を皆さんとシェアできればと思います。

目次

突然のプレゼント

先週の日曜日、夫の実家に訪問した時のことです。いつものようにお茶を飲みながら世間話をしていると、義母が突然立ち上がり、タンスの引き出しから小さな宝石箱を取り出しました。

「これを、あなたに渡そうと思っていたの」

差し出された箱の中には、一粒のダイヤモンドが輝くプラチナリングが入っていました。義母の説明によると、彼女が40歳の時に、義父から結婚20周年の記念に贈られたものだそうです。「もう私の指には大きすぎるし、いつか必要になった時のために持っていてほしい」と言います。

正直なところ、私は戸惑いました。華奢なデザインで一粒のダイヤモンドがキラリと輝くそのリングは、とても美しく、間違いなく高価なものでした。貴重なものを簡単に受け取って良いのだろうか?そんな迷いがありました。

しかし義母は「大切にしてくれる人に渡したかった」と言い、私たち夫婦の将来のために役立ててほしいと願ってくれていました。最終的に、感謝の気持ちとともに、そのリングを受け取ることにしました。

ダイヤモンドの価値を知る

家に帰ってから、私はそのリングについて調べてみました。義母から聞いた話では、当時100万円ほどで購入したとのこと。ダイヤモンドは0.5カラット、色やクラリティ(透明度)も良いグレードだそうです。

ダイヤモンドの価値は「4C」と呼ばれる4つの要素——カラット(大きさ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨の質)——によって決まります。これらの条件が良いほど、価格も高くなるのだとか。

好奇心から、近所の宝石店に持っていき査定してもらったところ、現在の買取価格は約30万円とのこと。新品で同じものを購入すると80万円程度するそうです。市場価値としては決して低くはありませんが、購入時より価値が下がっていました。

この事実に、少し複雑な気持ちになりました。一般的に「価値が下がらない」と言われるダイヤモンドでも、実際には時の流れとともに価格は変動するのですね。

「資産」と「価値」について考える

このリングを手にしたことで、私は「資産」について深く考えるようになりました。

実は最近、投資について勉強を始めたばかりの私。株式や投資信託、不動産など、様々な資産の特徴や値動きについて学んでいました。そんな中でのダイヤモンドリングとの出会いは、「資産」と「価値」について新たな視点を与えてくれたのです。

数字で表される「価格」と、私たちが感じる「価値」は、必ずしも一致するものではありません。このリングの価格は30万円かもしれませんが、義母と義父の20年の歴史や、それを私に託してくれた義母の思いを考えると、その価値は金額だけでは測れないものです。

一方で、投資や資産形成を考える上では、感情ではなく冷静な判断も必要です。このリングを「資産」として見た場合、どのような選択肢があるのか、考えてみました。

選択肢を考える

このダイヤモンドリングについて、私には主に3つの選択肢がありました。

1. 大切に身につける

義母の思いを受け継ぎ、特別な日に身につけて楽しむ方法。金銭的な利益はありませんが、宝石本来の「美しさを楽しむ」という価値を最大限に活かすことができます。

2. 資産として保管する

将来の必要時のために保管しておく方法。ダイヤモンドは極端な価格変動が少なく、インフレにも比較的強いと言われています。ただし、適切に保管しないと傷ついたり、紛失したりする恐れもあります。

3. 売却して別の資産に変える

リングを売却し、その資金で投資や他の資産形成に充てる方法。例えば30万円を株式投資に回せば、長期的には元本以上のリターンが期待できるかもしれません。

どれが「正解」というわけではなく、自分の価値観や状況によって最適な選択は変わってきます。私は数日間、真剣に考えました。

お金の本質に気づく

悩んだ末、私は「今はこのリングを大切に保管し、特別な日に身につける」という選択をしました。理由は単純で、このリングには金銭では計れない「思い出」という価値があるからです。

ただし、将来的に本当に必要な状況が来たら、売却する選択肢も排除しないでおこうと思っています。それもまた、義母が「必要な時のために」と言って私に託してくれた意図に沿った使い方だと考えたからです。

この経験から、私はお金や資産の本質とは「選択肢を増やすこと」なのかもしれないと気づきました。お金そのものに価値があるわけではなく、お金があることで選択できる自由が増えることに価値があるのです。

ダイヤモンド投資について調べてみた

この機会に、「ダイヤモンド投資」についても少し調査してみました。宝石を資産として考える人も多いようです。

調べてみると、ダイヤモンド投資には以下のようなメリットとデメリットがあることがわかりました。

メリット

  • インフレに比較的強い
  • 物理的に紛失しない限り、価値がゼロになることは稀
  • 美しさを楽しみながら資産保有できる
  • 流通量が管理されているため、極端な価格下落が少ない

デメリット

  • 流動性が低く、すぐに現金化するのが難しい
  • 購入時と売却時の価格差(スプレッド)が大きい
  • 保管や保険のコストがかかる
  • 専門知識がないと品質評価が難しい
  • 分散投資がしにくい

なるほど、投資対象としてのダイヤモンドは、一長一短あるようです。特に「すぐに現金化するのが難しい」という点は、緊急時のために持っておくには適さないかもしれません。

とはいえ、長期的な視点で見れば、ダイヤモンドは歴史的に価値を保ってきた資産であることも事実です。しかも他の投資商品と違って、その美しさを日常的に楽しめるという特別な魅力があります。

私の身の回りの「眠る資産」を見直す

ダイヤモンドリングをきっかけに、自分の身の回りにある「眠っている資産」についても考えるようになりました。

タンスの奥にしまいこんだままの着物、結婚式のときに買ったパールのネックレス、祖母から譲り受けた古い銀の小物入れ…。どれも使っていないけれど、なんとなく捨てられずにいるものばかり。

これらは果たして「資産」なのか、それとも単なる「物」なのか。一度冷静に考えてみる必要がありそうです。

例えば、着物は専門店で査定してもらったところ、状態が良いものは意外と高値で買い取ってもらえることがわかりました。使わないなら売却して、その資金を活かす方が有効かもしれません。

一方で、祖母の小物入れは金銭的価値は低くても、私にとっては大切な思い出の品。これは手元に残すことにしました。

モノの「価格」と「価値」を区別し、自分にとっての本当の価値を見極めることが大切なのだと実感しています。

ライフイベントとお金の備え

ダイヤモンドリングを受け取った後、夫と将来について話し合う機会も増えました。「もし子どもが生まれたら」「マイホームを購入するとしたら」「老後の資金はどうするか」など、具体的なライフプランについて考えるようになったのです。

義母は「必要な時のために」とリングを託してくれましたが、本当に必要になる前に、しっかりと準備をしておくことの大切さを教えてくれたような気がします。

人生の転機には、予想以上のお金が必要になることがあります。そのために、計画的に資産形成をしていく必要があるのです。

現在、私たち夫婦は毎月の収入の20%を貯蓄・投資に回すようにしています。内訳としては、

  • 緊急用資金(生活費の6ヶ月分)
  • 将来の住宅購入資金
  • 老後資金(iDeCoと積立NISA)

と、目的別に分けて管理しています。また、お互いに掛け金の安い収入保障保険にも加入し、万が一の事態にも備えています。

このように具体的な行動に移せたのも、ダイヤモンドリングをきっかけに「資産」や「将来の備え」について真剣に考えるようになったからかもしれません。

価値観の違いを認め合う

この話を友人にしたところ、興味深い反応がありました。

「私なら即売って投資に回すわ!」という友人もいれば、「そんな思い出の品、絶対に手放せない!」という友人も。人それぞれ、お金や物に対する価値観が大きく異なることを実感しました。

どちらが正しいということはなく、自分自身の価値観に照らして、納得のいく選択をすることが最も重要なのだと思います。そして、その価値観は時間とともに変化することもあります。

私自身、今は感情的な価値を重視していますが、将来的にはもっと実用的な判断をするかもしれません。その時々の自分の気持ちと向き合いながら、柔軟に考えていきたいと思っています。

本当の「豊かさ」とは

ダイヤモンドリングとの出会いから数週間。私は「豊かさ」について考え続けています。

豪華な宝飾品を持つことが豊かさなのか、それとも選択の自由があることが豊かさなのか。資産の額面が大きいことが豊かさなのか、それとも心の余裕があることが豊かさなのか。

明確な答えはまだ見つかっていませんが、一つだけ確かなことがあります。それは、豊かさは単純にお金や物の量では測れないということ。義母と義父の20年間の思い出が詰まったリングには、数字では表せない豊かさが宿っているのです。

お金は確かに大切です。選択肢を広げ、安心をもたらしてくれます。でも、それだけが人生の豊かさを決めるわけではありません。人とのつながり、思い出、経験、そして自分自身の成長…。これらの無形の価値も、私たちの人生を豊かにする大切な要素なのでしょう。

ダイヤモンドが教えてくれたこと

義母から受け取ったダイヤモンドリングは、今は自宅の金庫に大切に保管してあります。特別な日には身につけて、義母の温かい気持ちを感じながら過ごしています。

そして時々、このリングを見るたびに、お金や資産について考えさせられます。数字だけでは測れない価値があることを忘れないように。そして同時に、将来に向けた賢い資産形成の大切さも。

小さなダイヤモンドが教えてくれたこの気づきは、私の人生において大きな宝物になりました。皆さんも、ぜひ自分の周りにある「物」や「お金」について、改めて考えてみてはいかがでしょうか?思わぬ発見があるかもしれませんよ。

それでは、今日はこのへんで。また日常の中で見つけたお金にまつわる気づきがあれば、綴っていきたいと思います。

お金屋でした。

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